風景
ちょっとJDっぽい記事でも書きます。
これがおしゃカワJDの目にとまっていっそお近づきに
小さいころは絵が得意だった。特に風景画。
県の美術コンクールで賞(と言っても佳作程度)ももらったことがある。
だけど、自分の場合は時間をかけて描く模写が少し上手だった程度で、
小学生の高学年や中学生になればいたって普通な絵となって、
気づけば絵が得意な少年ではなくなっていたなあ。
まあこれはほんの余談で、本題に戻ります。
『風景』というものが好き。
それは観光地の作り出された風景だったり、大自然の広大な風景だったり、
ではなく、
街の、もっと言い換えるなら、町の風景が好きだ。
風景というものは無限大だ。
1本の道だって何通りもの顔を持っている。
朝の道、昼の道、夜の道、
歩いて見る道、自転車で通る道、車の窓から覗く道、
あっちから見る道、こっちから見る道、
この組み合わせが無数の風景を作り出す。
なんとも不思議な感じがする。
とある通学路にぽつんとある生垣。
交通量の多い、無機質なコンクリートロードにはなんとも不釣り合いな生垣。
ある日、その通学路と交わる一本道の向こうからその生垣をちらりと見てみると、
見たことのない表情をその道が見せてくれた。
気難しくいつも怒っているように見えるおじいさんが、孫に優しく微笑みかけているような、まるでそのような表情。
なんとも浮いている感じのした生垣も、立派な風景の一つになっていた。
そんな不思議で素敵な出会いを求めて、どこにつながるのかもわからない道をあてもなく歩く、
そんな一日も悪くないんじゃないかな。